ダービー8着のオニャンコポン(牡3、小島)は今週中に山元トレセン(宮城県)へ放牧に出され、秋に備える。

次走は未定。小島師は「今後のことは様子を見ながら考えていきたいと思います。今の時点で(クラシック最終戦の菊花賞については)3000メートルはどうかなと思っているし、馬のことを最優先に、オーナー(田原邦男氏)とも『現実的な路線で考えていきましょう』という意見で一致しているので、中距離のレースを狙っていくことになるかもしれません」と見通しを語った。

今年は1月の京成杯で重賞初制覇を果たし、皐月賞で6着。インパクトの強い馬名と強烈な末脚で多くのファンを引き付けた。ダービーを振り返り「(直線は)馬なりできていたし、うぉー、来るぞ、とワクワクしました。ただ、上位の馬はそこからギュンと伸びてきましたからね。結果は冷静に受け止められています。やれることはやれました。ゲートで一瞬、フワッとしたところがあったのと、(道中で)1回だけ(ハミを)かんだところはあったようだけど、アキラ(菅原明)もしっかり乗ってくれたと思います。みんなが納得しています。馬はレース直後だけ飼い葉を食べず、少し放心状態だったみたいだけど、今は元気ですよ。今日も鞍をつけて、ちょっとだけまたがって確認しましたが、いい競馬ができて、いいバランスで走ってくることができたんだなと感じました。装鞍所、パドック、レースで見てきたことを厩舎のスタッフたちと話し合って、この経験をまた生かしていきたいですね」と充実した表情だった。

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