桜花賞(G1、芝1600メートル、10日=阪神)に向けて、昨年の最優秀2歳牝馬サークルオブライフ(牝3、国枝)が最終追い切りを行った。美浦ウッドでの3頭併せの真ん中で僚馬2頭に併入。6ハロン82秒5-11秒3を計時した。始動戦のチューリップ賞3着をたたいたことで心身は確実に良化。共同会見に出席した国枝栄師(66)は10年アパパネ、18年アーモンドアイに続く桜花賞3勝目への意気込みを語った。
一問一答は以下の通り。
-前走を振り返って
国枝師 ミルコ(・デムーロ騎手)がちょっと前めが残っているというところで、内枠で出していった部分で、リズムが悪かったのかなという感じがします。馬のリズムでいって、しまいにくるというより、ちょっと馬が行く気になっていたという感じがします。
-今回は中4週
国枝師 レース後も特に問題なくこられたので、桜花賞に向けて、いい雰囲気で臨めるかなと思います。
-1週前追い切りの動きは
国枝師 併せ馬を行いましたが、いい雰囲気。1週前としては十分な追い切りだったんじゃないかなと思います。
-それを踏まえた最終追い切りの評価は
国枝師 馬はできていますが、しまいがスッと伸びるような感じでやりました。リズム良く動けましたし、滑らかというか本当に気分が良さそうな感じでした。
-上積みは
国枝師 前回は休み明けでナーバスなところがあったんですけど、今回は1回使われたことで落ち着きが出て、いい感じだと思います。
-阪神マイルは阪神JFを勝っている
国枝師 競馬がしやすいですし、そんなに枠順どうのこうのがないので、落ち着いた競馬ができれば。
-メンバーを見た見通しは
国枝師 G1ですので、いいメンバーが集まったんじゃないかなと思います。しっかり自分の競馬ができないとちょっと厳しいのでは、と思います。
-理想のレース展開は
国枝師 自分のリズムでリズム良く行けば、しまいは長くいい脚を使えると思うので、不利のないように伸びてきてほしいです。スタートしてポンと出て、いい感じで行けるのであればその位置でいいですし、あえてせかしたり、引っ張ったりすることなく乗ってもらえればと思います。
-過去にアパパネ、アーモンドアイで2勝。2頭とは臨戦過程が異なる
国枝師 サークルオブライフは、輸送に関しては全く問題ないです。落ち着いているので。今回もまた阪神に行きますが、状態はいいと思います。