京成杯覇者のオニャンコポン(牡3、小島)が先週末に美浦トレセンへ帰厩し、目標の皐月賞(G1、芝2000メートル、4月17日=中山)へ向けた調整を開始した。

日曜(13日)には美浦坂路で4ハロン55秒4-ラスト13秒7の時計を出し、全休日明けの15日も軽快なキャンター(4ハロン64秒1)で坂路を駆け上がった。またがった小島師は「順調にきていますね。まだなにか強い意志を秘めているところを感じます。まずはなによりも順調にきていることが一番」と語った。皐月賞の次には世代の頂点を決める一戦、ダービー(G1、芝2400メートル、5月29日=東京)の舞台も待っている。

オニャンコポンは19年のセレクトセール当歳(0歳)部門で800万円(税抜き)で田原邦男オーナーが落札したエイシンフラッシュ産駒。フランスの名牝サプレザを祖母に持つ血統馬で新馬、百日草特別を連勝し、G1ホープフルSは11着に敗れたが、京成杯で重賞初制覇を果たした(戦績は4戦3勝)。馬名の意味はアカン語(西アフリカの言語)で「偉大な者」とされており、大人気マンガ「進撃の巨人」に同名のキャラクターが登場することから、京成杯快勝後はインターネット上で大きな話題となった。前走までは数字のみのゼッケンだったが、今回の帰厩後は重賞ウイナーにだけ与えられるカタカナの馬名入りゼッケンを着用。真新しい「オニャンコポン」の文字をまとい、クラシック路線を進撃する。

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