<網の2歳馬番付>

NHKマイルCをラウダシオンで制し、G1・2勝目を挙げた斉藤崇厩舎。今年の2歳馬も楽しみな逸材がそろう。なんと言ってもラウダシオンの半弟ローウェルが注目されるが、他にも有力2歳馬は多い。同じキズナ産駒のステラリアは、早い段階から十分な時計をコースで出していて、非常に楽しみだ。もちろん他厩舎にも注目馬は多数。期待できる2歳馬を、牡馬、牝馬5頭ずつ取り上げる。デビュー戦から見逃せない。

<牡馬5頭>

◆ローウェル(牡、斉藤崇、父キズナ、母アンティフォナ)NHKマイルC勝ちラウダシオンの半弟。師は「体形は違うけどキズナっぽい。しっかりしているし、いい馬ですよ。兄とは感じが違う。キズナなので、距離の融通が利けばいいですね」と話す。栗東でのゲート試験後、5月23日にノーザンファームしがらきに放牧へ。焦らず、じっくり仕上げてのデビューを目指す。

◆バーデンヴァイラー(牡、斉藤崇、父ドゥラメンテ、母ヴィートマルシェ) 祖母は桜花賞馬キョウエイマーチ。新種牡馬ドゥラメンテ産駒で、素質はかなり高そう。師は「馬格もあるし癖もない。気性も前向きで本当にいいと思う。まだ緩いけど時間をかけて良くなると思う」と、大いに期待している。デビュー戦が待ち遠しい。

◆メモリーウイニング(牡、斉藤崇、父ホッコータルマエ、母メモリーシャルマン) 父は偉大なダート馬、母はダート中距離でJRA4勝。その母の初子。「母もダートでいいところまでいった。配合的にもダートを目指してという感じなんでしょうね。ダートで頑張ってほしい」と師。両親同様、ダート戦線での活躍が期待される注目馬だ。

◆カスティーリャ(牡、橋口、父モーリス、母スパニッシュクイーン) 母は15年米G1アメリカンオークス制覇。早くもスピードを披露しており、追い切りでは十分な動き。5月27日にはCウッドで6ハロン81秒4-12秒0。フィブロライト(古馬1勝クラス)を追走して大きく先着。ポテンシャルは高そう。7日の阪神芝1400メートルでデビュー予定。

◆プレジールミノル(牡、北出、父ケープブランコ、母セブンシークィーン) 母はJRA5勝。すべて芝短距離だった。坂路、コースで乗り込まれており、5月27日には、亀田騎手を背にCウッド6ハロン85秒4-12秒1。初戦からやれそうな雰囲気。7日の阪神芝1400メートル、亀田騎手でデビュー予定。

Cウッドで単走で追い切るカスティーリャ
Cウッドで単走で追い切るカスティーリャ

<牝馬5頭>

◆ステラリア(牝、斉藤崇、父キズナ、母ポリネイター) 4月下旬から時計を出し始め、十分な乗り込み量をこなしている。5月27日にはCウッド6ハロン81秒7-12秒1をマーク。「牝馬だけど馬格がある。十分な時計も出ている」と師も期待を寄せる。母は英2歳G2メイヒルS勝ち。初戦から注目。

◆マッハモンルード(牝、斉藤崇、父キングカメハメハ、母リッスン) 昨年菊花賞2着のサトノルークスは半兄、15年ローズS勝ち、エリザベス女王杯3着のタッチングスピーチは半姉。期待は高まる。「血統的にも走ってほしいですね」と師。潜在能力は高そうで、実戦を積めばどんな完成形になるのか、今から楽しみだ。

◆パラッツォレジーナ(牝、斉藤崇、父ディープインパクト、母パレスルーマー) 半兄パレスマリスは米G1・2勝。現在はノーザンファーム早来で調整中。師は「ディープっぽいすらっとした馬。バランスがいい。これからどんどん良くなりそうな感じ」と好印象を抱いている。焦らずに成長をうながし、デビューの時を待つ。

◆アイリッシュベル(牝、斉藤崇、父オルフェーヴル、母ベルアリュール2) 半姉は17年ヴィクトリアマイル勝ちのアドマイヤリード。「小ぶりだけど、バランスのすごくいい馬。オルフェーヴル産駒なのでちょっと気が強い。そこを気をつけていきたい」と師。現在はノーザンファームしがらきで調整中。コンディションを整えている。

◆スウィフティー(牝、平田、父ダイワメジャー、母ボンバルリーナ) 母はJRA2勝。坂路とコースでしっかり乗り込まれている。5月27日には福永騎手を背にCウッド6ハロン83秒4-12秒4。初戦から力を発揮できそうだ。6日の阪神芝1600メートル、福永騎手でデビュー予定。

Cウッドで3頭併せで追い切るステラリア(右)
Cウッドで3頭併せで追い切るステラリア(右)
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