<まりえの2歳馬番付>

2歳馬を表す緑色のゼッケンをつけた馬たちをトレセンで見るとわくわくする。ダービーが終わり今年も新馬戦が始まる。POGというと、血統重視で選ぶことが多い。だが、今年無敗でオークスを制したデアリングタクトや無敗のダービー馬コントレイルは、きょうだいに重賞勝ち馬がいたわけではない。もちろん選んだ10頭の中にクラシック戦線をにぎわせる馬がいてほしいが、2歳時点での評価は当てにならないこともある。血統やデータにとらわれずに取材を続け、いいと思った馬はばっちり紹介していきたいと思う。

<牡馬5頭>

◆アルマドラード(牡、藤沢和、父キングカメハメハ、母ラドラーダ) 17年のダービー馬レイデオロが全兄。同じく全兄のレイエンダもデビュー3連勝を飾っており、早い時期から活躍が見込める。厩舎の評価も高く、クラシック戦線でも期待できる馬。

◆ショベルヘッド(牡、藤沢和、父カーリン、母デイトトゥリメンバー) 昨年のキーンランド、セプテンバーセールで70万ドル。入厩後すでにかなりの量を乗り込まれている。序盤から美浦坂路を馬なりで上がっており、能力の高さを感じる。

◆レガトゥス(牡、木村、父モーリス、母アドマイヤセプター) 半姉に京成杯2着のスカイグルーヴがいる。すでにウッドコースでも乗り込まれており、順調にデビュー戦を迎えられそう。500キロ越えの大型馬で見た目にも迫力がある。

◆ロイバルト(牡、手塚、父スクリーンヒーロー、母ロスヴァイセ) 近親に17年秋華賞馬ディアドラがいる。「初子だが本当にいい馬。体高があるし、ぷりぷりっとしている。大物かもしれない」と師の期待は高い。

◆トゥーフェイス(牡、新開、父モーリス、母マスクオフ) 母の半兄が15年マーチS3着のマスクトヒーロー。横山典騎手がすでに4週連続で調教に騎乗。乗り込み量は豊富だ。「マスクトヒーローは順調にいけば重賞を何個も勝っていた馬。母のマスクオフもそうだが、体質に弱いところのある血統。それを考えるとこの馬はかなりしっかりしている」と同騎手。

レガトゥス
レガトゥス

<牝馬5頭>

◆エクランドール(牝、手塚、父ディープインパクト、母リュヌドール) 天皇賞・春を連覇したフィエールマンの全妹。手塚師は「フィエールマンを1回りコンパクトにした感じ。顔も体つきもそっくり。遅生まれだしデビューは遅くなるかもしれないけど、走ると思う」と兄の姿を重ね、期待大の様子。順調ならクラシック戦線で活躍してくれるのでは。

◆サトノレイナス(牝、国枝、父ディープインパクト、母バラダセール) 弥生賞を制したサトノフラッグの全妹。すでにウッドコースで何本も追い切られており、乗り込み量豊富。調教でも素軽い走りを見せて、素質を感じる。アパパネ、アーモンドアイに続く3冠牝馬はこの馬かもしれない。

◆グランワルツ(牝、国枝、父ロードカナロア、母バウンスシャッセ) 中山牝馬Sなど重賞3勝の母の初子。バウンスシャッセの現役時代は見たことがないが、中山牝馬S、愛知杯で騎乗していた田辺騎手が「迫力があって男馬みたいだった」と言っていた馬。初子だけに比較はつかないが、どんな子なのか楽しみ。入厩を心待ちにしている。

◆パープルレディー(牝、奥村武、父ディープインパクト、母メリッサ) 全兄に京成杯AH、関屋記念を勝ったミッキーグローリー、ニュージーランドTを勝ったカツジがいる。「足が長く胴が短いが、走らせるとバネがすごい。元気が余っている感じだが余裕も感じる」と奥村武師。兄同様に重賞ウィナーになれそう。

◆リアングロワール(牝、杉山、父キズナ、母マドレボニータ) 今年の天皇賞・春3着、重賞3勝のミッキースワローの半妹。父が昨年の新種牡馬にしてかなりの好成績を残したキズナに替わって、どうなるのか注目したい。

エクランドール
エクランドール
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