<日本の夜明けぜよ(7)>

迷わず行けよ、行けばわかるさ。逃げろ! タイトル! 海外馬券発売が実施される世界最高峰レース「第101回凱旋門賞」(G1、芝2400メートル、パリロンシャン)は今日2日、日本時間23時05分に発走する。「日本の夜明けぜよ」と題して、1週間にわたり現地フランスで取材にあたった奥田隼人記者は、◎タイトルホルダー(牡4、栗田)が快速逃げで日本競馬界の悲願を果たすと信じた。そこに新たな「道」ができる-。

現役最強と名高いバーイードが回避し、一気に混戦ムードの様相を呈した凱旋門賞。頭数は8年ぶりのフルゲートとなる20頭立て。難解な一戦だが、こういう時こそ単純明快。迷わず行けよ、行けばわかるさ。快速馬◎タイトルホルダーが、世界を驚かせる圧逃劇で日本の悲願を果たす。

仕上がりについては文句なし。初の海外遠征で環境への適応が鍵となるが、栗田師は「日本にいる時よりよく寝ている」と明かす。普段以上の落ち着きにカイ食いも旺盛。いい意味でオンとオフの切り替えができており、環境への戸惑いは感じさせない。

気になる戦法だが、逃げると予想する。抜群のスタートセンスに加え、日本のスピード競馬で鍛え上げられたゲートからの初速は外国馬と雲泥の差がある。ポイントとなる馬場適性も、牝系にモンジューやミルリーフといった凱旋門賞馬の系譜を引く血統なら、重くなってもこなせるはずだ。

横山和騎手はライバルについて聞かれても「僕はタイトルホルダーのことだけを見るつもり」ときっぱり。人馬一体。この馬のレースができれば、他馬はついてこられない。馬券は単勝(11)と3連単軸1頭マルチ(11)-(16)(14)(4)(15)(17)(18)(20)で勝負。

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