凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月2日=パリロンシャン)に騎乗する海外の3騎手が、9月30日にサンクルー競馬場で取材に応じた。

06年レイルリンクで同レースを制しているS・パスキエ騎手(44)は、愛チャンピオンS2着から参戦のオネスト(牡3、F・シャペ)とコンビ。「準備も万全だし、いける条件はそろったと思います。すごく加速がいい」と期待を込めた。ただ、重い馬場になった際には「今まで重い馬場は経験したことがない。フランケルの子だから重い馬場は強いと思うけど、前に重心がくる馬なのでそこが大きな疑問点ですね」と分析した。

昨年の仏リーディングジョッキー、M・バルザローナ騎手(31)は昨年5着のシリウェイ(牡4、F・グラファール)で参戦。「馬場の状態が非常に大事」とレースのポイントを挙げ、当日は馬場の悪化も予想される中で「2歳の時には重い馬場でずいぶん走っていい成績を挙げていました。今回はいい成績を挙げてくれると思っています。力があるし、いい末脚を持っています」と力を込めた。

96~98年の3連覇を含む4勝を挙げているO・ペリエ騎手(49)は、前哨戦のフォワ賞で2着だったバブルギフト(牡4、M・デルザングル)とコンビ。「スタートはうまいから7、8番手あたりにはつけられると思う。結構、努力する馬。重い馬場はいいと思いますね」と持久力を評価する。日本でも大活躍した同騎手。ドウデュースに騎乗する盟友の武豊騎手について問われると「僕が勝たないのなら、豊さんに勝ってほしいですね」と笑顔で語っていた。

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