バーイード(牡4、W・ハガス、父シーザスターズ)が凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月2日=パリロンシャン)には向かわず、英チャンピオンS(G1、芝1990メートル、10月15日=アスコット)に向かうことが決まった。

「レーシングポスト」電子版は管理するウィリアム・ハガス師のコメントを紹介。同師は「(オーナーの)ヒッサ王女と関係者でたくさん協議した結果、バーイードの最後の出走は10月15日にアスコットで行われる英チャンピオンSに決定しました。彼の英インターナショナルSの走りは非常に強烈でしたし、あらゆる選択肢を検討するのは当然でした。私自身は2000メートルに特にこだわりたかった。そのため、英チャンピオンSが唯一の論理的な解決策でした」と説明している。

バーイードの主戦騎手、ジム・クロウリーは「ウィリアム(ハガス師)には凱旋門賞を勝ちたいのか、それは馬にとって正しいことだと思うか、と聞かれました。騎手として凱旋門賞は勝ちたいですし、バーイードはおそらく勝てる馬です。ただ、私たちは馬にとって正しいことをしなければいけません。私は(凱旋門賞ではなく)アスコット(英チャンピオンS)に向かうのが正解だと、感謝し、同意しました。もし、凱旋門賞に行く場合、追加登録が必要ですし、彼は2400メートルの重い馬場を好まないでしょう。(凱旋門賞は)過去10年で6度も重い馬場で行われています。人々はバーイードが負けるのをみたいと思っているのでしょうか。凱旋門賞でバーイードが勝つのを見たいですし、勝てば最高だと思います。ただ、アスコットに向かう方が理にかなっています。どこの競馬場で走っても、彼の代わりはいません。彼はスーパースターです」と決定を受け止めている。

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