ヴェルメイユ賞でG1初制覇を果たしたスウィートレディ(牝4、F・グラファール、父ロペデヴェガ)、同3着のラパリジェンヌ(牝3、C&Y・レルネール、父ザラク)は本番の凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月2日=パリロンシャン)で怖い存在になりそうだ。

スウィートレディを管理するフランシス・グラファール師はヴェルメイユ賞のレース後、「私たちはいつも秋のことを考えていました。彼女が軟らかい馬場を好きなことを知っていたからです。春に好調でコリーダ賞を勝って、(夏の)ドーヴィル開催は彼女に合わない馬場だと思ったのでスキップしました。準備は順調でしたし、元気も良かったので、(今回)全然人気がなかったのが理解できませんでしたね。オーナーと話し合ってからになりますが、おそらく凱旋門賞に向かいます。もし、ソフトグランド(柔らかい馬場)になったら、彼女はチャンスですよ」と力強く語っている。

ラパリジェンヌを共同管理するヤン・レルネール師も手応えをつかんだ様子。「(仏オークス2着以来で)いい復帰戦になりました。初めての2400メートルを意識していましたが、直線では残念なことにスムーズさを欠きました。そこがクリアだったら、勝っていたかもしれません。仏オークス2着の力を再確認しました。凱旋門賞に行くつもりです」とコメントしている。

ラパリジェンヌは父ザラクの初年度産駒。ドバウィ産駒の父は17年サンクルー大賞覇者で、何よりも名牝ザルカヴァ(08年仏オークス、ヴェルメイユ賞、凱旋門賞を制し、7戦無敗で引退)の子という良血で注目を浴びた馬だった。血統面の後押しも凱旋門賞本番であるかもしれない。

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