ゴールドシップ

父ステイゴールド、母ポイントフラッグ(母父メジロマックイーン)。G1勝ち鞍は12年皐月賞、菊花賞、有馬記念、13、14年宝塚記念、15年天皇賞・春。

平成版、芦毛の怪物だ。勝っても負けても、ファンに愛された。積み上げたG1タイトルは6個。初めてのビッグタイトルは牡馬クラシック初戦の12年皐月賞だった。その年はトライアルレースは全て道悪で行われ、皐月賞に向けた実力比較が難しかった。同馬は共同通信杯から1冠目へ、直行を選択。4番人気だった皐月賞自体もやや重で行われたが、中山の荒れ馬場を1頭だけ最内から抜け出してきた。他馬がみな、内を嫌って外へ、外へと進路を取った中でのイン強襲。鮮やかな2馬身半差勝利は「ワープ」とも称された。ダービーは5着に敗れたが、菊花賞で2冠達成。次戦の有馬記念では古馬を破った。

古馬になってからは宝塚記念連覇や阪神大賞典3連覇を成し遂げたが、メンタル面の課題が露呈し、惨敗することもしばしば。勝つ時は鮮やかでも、負ける時はあっさり負ける。馬券的には許容しがたいギャップも受け入れられ、ファンも多かった。6歳時の有馬記念8着を最後に引退した。

初年度産駒のブラックホール、サトノゴールドが19年札幌2歳Sでワンツーフィニッシュを決めるなど、種牡馬としても順調な滑り出しを見せた。ウインキートスは4歳時の昨年に目黒記念を制覇。2世代目のユーバーレーベンがオークスを勝ち、早くもクラシックホースを輩出するなど、注目度はどんどん上がっている。

種付け料は受胎条件で200万円。

ビッグレッドファーム関係者のコメント 奥手の印象を持たれているかもしれませんが、産駒成績から2歳重賞でも活躍できるポテンシャルを持ち合わせています。仕上がりが早く、2歳戦から高いレベルで活躍でき、芝中長距離の適性が非常に高い。3歳クラシック戦線への夢が抱ける貴重な種牡馬です。気性難の心配をされる方も多いかと思いますが、ビッグレッドファームでも数多くの産駒育成を手がけてきた中で、手を煩わせるような馬は多くありません。受胎率も高い数字で安定しており、種付けも非常にスムーズです。

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