<ヴィクトリアマイル:1週前追い切り>

ヴィクトリアマイル(G1、芝1600メートル、16日=東京)の1週前追い切りが東西トレセンで行われた。

大阪杯4着から反撃を期すグランアレグリア(牝5、藤沢和)は美浦ウッドコースの併せ馬でスピード感あふれる動きを見せた。杉原騎手を背に6ハロン81秒8-ラスト12秒8を馬なりでマーク。先行するシハーブ(古馬2勝クラス)に内から馬体を併せ、抜群の手応えのまま駆け抜けた。

南スタンドのコース脇では藤沢和師とこの日美浦を訪れたルメール騎手(レースで騎乗)が並んで、その動きを見守った。師が「順調だよ。馬が大人になって落ち着いて走れている」と笑顔で話すと、ルメールも「調子は良さそうですね。前走は馬場が悪くてこの馬の瞬発力を使えなかったので」と巻き返しへの意欲を語った。一昨年桜花賞以来の牝馬限定戦。実力を見せつける準備は整いつつある。

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