レッドベルジュール

父ディープインパクト、母レッドファンタジア(母父アンブライドルズソング)。重賞勝ち鞍は19年デイリー杯2歳S。

わずか3戦で現役を退いた素質馬だ。19年6月の阪神新馬戦で1着。続くデイリー杯2歳Sも勝利し、デビュー2連勝を成し遂げた。

新馬戦は2番手から抜け出す競馬だったが、重賞は打って変わって厳しい内容となった。出遅れて後方2番手。距離も1ハロン短くなっていたことで、ペースの上がるマイル戦が競馬をさらに難しくさせた。それなのに、終わってみればメンバー唯一の上がり3ハロン33秒台を計時し、いとも簡単に抜け出していた。当時は初戦から馬体重28キロ増での出走。G1へのたたき台の位置付けに近い仕上げでも結果を出して、大物誕生を思わせた。

3戦目に設定されたのが朝日杯FS。当時発表されていたノド鳴りの兆候の影響もあってか、10着に大敗。結果的に3戦での引退となり、今年から種牡馬入りした。

血統構成は実に興味深い。父ディープインパクト、母父アンブライドルズソングといえば、昨年の3冠馬コントレイルと同じ配合。母系にストームキャットの血を持つ馬がいる点も酷似している。全弟レッドベルオーブもデイリー杯2歳Sを優勝した。早々に現役を退いてしまったが、産駒からビッグネームが出てきそうな下地はある。

種付け料は受胎条件で30万円。

アロースタッド関係者のコメント

無事ならクラシック戦線をにぎわせてくれたと確信しています。母の姉はG1を含む重賞3勝、祖母もG2を勝っています。そして3代母はBCジュヴェナイルフィリーズを勝った93年の米国最優秀2歳牝馬です。アメリカの名牝系出身の馬です。

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