“真夏のダービー”の異名を取り、いつもなら3冠終了後の8月下旬に行われていたトラヴァーズS(G1、ダート2000メートル、サラトガ)が8日に行われます。新型コロナウイルス流行の影響を受けて、今年の米国3冠競走はレースの順番を変更。例年なら3冠の締めくくりで、最も距離の長かったベルモントS(G1、ダート2400メートル)は6月20日に距離を1800メートルに短縮して開催され、トラヴァーズSに参戦するティズザロー(牡3)が優勝し、第1関門を突破しています。

米国では「3冠+1」として3冠競走に負けず劣らずの格式を誇るトラヴァーズSですが、今年に限っては9月5日に延期されたケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル)の重要な前哨戦としての役割を担うことになりそうです。

ケンタッキーダービーの前売り人気は先週末までティズザローを1番人気、6月のサンタアニタダービー(G1、ダート1800メートル)を快勝したオナーエーピーを2番人気として「2強対決ムード」で推移してきました。

しかし、1日に行われたシェアドビリーフS(リステッド、ダート1700メートル)に出走したオナーエーピーが2着に敗れ、その座から脱落。それだけにトラヴァーズSでのティズザローの走りは本番の行方を大きく左右することになるはずです。

対抗視されているのは2戦2勝のアンクルチャック(牡3)。ここ5年でアメリカンファラオ、ジャスティファイと2頭の3冠馬を輩出した西の名門B・バファート厩舎所属です。7月のロスアラミトスダービー(G3、ダート1800メートル)で2着に下したサウザンドワーズが1日のシェアドビリーフSでオナーエーピーの足をすくうように優勝。思わぬ「援護射撃」がジャイアントキリングを後押ししています。【奥野庸介】(ターフライター、ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)

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