武豊騎手(51)が「砂の」エアスピネル(牡7、笹田)と初コンビ! 日曜札幌メインのエルムS(G3、ダート1700メートル、9日)で芝・ダート両重賞制覇を狙う。16年牡馬クラシックをともに戦ってきた思い出深い馬と挑むダート重賞。ひそかに感じていたダート適性の高さもあり、2年4カ月ぶりのコンビに意欲を燃やす。

多くの名馬にまたがってきたレジェンド武豊騎手にとっても、エアスピネルは記憶に残る1頭だ。

「クラシックでも全部乗ったし、思い出のある馬。久々に乗るから楽しみだね」

重賞3勝。15年9月の新馬戦から手綱をとり、年末に全G1制覇をかけた朝日杯FSは3/4馬身差の2着だった。16年3冠レースは4着、4着、3着とすべて好走。思い出の馬と2年4カ月ぶりにコンビを組む舞台は、北のダート重賞だ。1年の休養明けで初ダートだった前走プロキオンSで2着と適性を感じさせた。

「前走はいいレースをしてくれたし、力のあるところを見せてくれた。元々、3歳の頃からダートは走りそうだなと思っていたんだよね。力はあるし調教も走っていたから。ただ、芝でもG1に届きそうなところまで来ていたからね」

鞍上がいち早く適性を見抜いていたころは芝の一線級で活躍。ダート戦線は想像するしかないアナザーストーリーだった。7歳になって巡ってきたダート重賞騎乗は、4年前の感触を確かめる作業ともなる。

エルムSは第2回(97年)バトルラインで勝利した。「よく覚えていますよ」という武豊騎手は「北海道のダートは狙ってくる馬が多いからね。合う合わないがあるイメージだけど、エアスピネルは距離も合うし、いいんじゃないかな」とし、初のコースも問題ないと見立てる。

クラシックをともに戦った相棒には「ベストはマイルだけど、総合力があるからね」とどんな条件でも結果を残せる能力の高さを認める。かつての主戦が、ダートという新たなステージで復活の3年ぶり勝利を導く。【藤本真育】

◆武豊騎手のJRAダート重賞成績 過去10年で10勝、2着8回、3着5回、連対率25%、複勝率31・9%。直近の勝利は19年フェブラリーS(G1=インティ)。エルムSは【1 0 1 5】で97年バトルラインで勝利、07年ロングプライドで3着。

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