英国の女王エネイブル(牝6、J・ゴスデン、父ナサニエル)が25日、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSで史上初の同レース3勝目を挙げた。歴史的名牝はこれがG1・11勝目。2着ソヴリンに5馬身半差、3着ジャパンに16馬身半差という圧倒的な勝利だった。
そのレースぶりに凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月4日=パリロンシャン)へ向けたブックメーカー各社の前売りオッズも変動。レース前は英オークスを9馬身差で圧勝したラブ(牝3、A・オブライエン、父ガリレオ)が単勝4・0倍で1番人気だったが、レース終了後にウィリアムヒル社はエネイブルのオッズを同3・5倍、コーラル社は同3・75倍に設定。復活した女王が前売り1番人気に返り咲いた。