英国の障害競走で活躍する女性騎手、リジー・ケリー(27)が9日、現役引退と妊娠、出産予定であることを発表した。レーシングポスト電子版やBBCなどが速報で伝えている。

ケリーは15年12月にケンプトンパーク競馬場の「コートスター・ノーヴィス・チェイス」でティーフォートゥーに騎乗し、英国では女性騎手初となる障害G1制覇を成し遂げた。当時22歳だった。17年には同じくティーフォートゥーとのコンビでエイントリー競馬場のG1「ベットウェイボウル・チェイス」に出走。圧倒的な人気を集めていたG1・9勝馬キューカードを破る劇的な勝利をつかんでいる。毎年3月に行われる英愛の障害競走の最高峰「チェルトナム・フェスティバル」でもこれまでに2勝を挙げるなど、英国を代表する女性障害騎手として人気があった。

ケリーは自身のツイッターにコメントを掲載。「(騎手としての)11年間、私に話し掛け、私を助け、勇気づけてくれたたくさんの人たち、チーム、オーナーたちに感謝させてください。ジョッキールームを自分の家のように感じさせてくれた女の子たち、いつも私によくしてくれた仲間たちがいました。想像できないような騎手生活を送ることができましたし、騎乗させてくれた馬たちに感謝したいと思います」と思いを伝えている。

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