仏オークス(ディアヌ賞)を制したアイルランドのディープインパクト産駒ファンシーブルー(牝3、D・オブライエン)はナッソーS(G1、芝1980メートル、30日=グッドウッド)に参戦する。「アットザレーシズ」電子版が9日、管理するドナカ・オブライエン師のコメントを伝えている。
ドナカ師は「ファンシーブルーはレース後の状態もいいです。彼女の次走がどのレースなのか、まだ100%の決定ではありません。ただ、グッドウッド競馬場(英国)のナッソーSになる可能性が高いです」と話している。
ファンシーブルーは今年初戦の愛1000ギニーで2着。前走仏オークスではコロネーションS覇者アルパインスター、愛1000ギニー覇者ピースフル相手の追い比べでG1初制覇を果たし、父ディープインパクトに初の仏オークス制覇、21歳のドナカ・オブライエン師に開業初のG1タイトルを送っている。
ナッソーSは昨年、ディアドラ(牝6、橋田)が日本調教馬として歴史的な勝利を挙げたレース。現時点で他の出走馬は明らかになっていないが、牝馬限定のハイレベルなG1であり、今年も日本のファンにとって必見のレースになりそうだ。