英ダービー(G1、芝2410メートル、7月4日=エプソム)の登録馬を29日、エプソムダウンズ競馬場が発表した。今年の英ダービーは無観客で、英オークスと同日に行われる。

英2000ギニーを制し、オイシン・マーフィー騎手とのコンビで英クラシック2冠を狙うカメコ(牡3、A・ボールディング、父キトゥンズジョイ)など登録馬は17頭。

ブックメーカー各社の前売りで1番人気となっているのはイングリッシュキング(牡3、E・ウォーカー、父キャメロット)。5日にリングフィールド競馬場で行われたダービートライアルSを快勝し、ここまで3戦2勝の成績を残している。デビュー戦で7着に敗れた後、未勝利戦、前走をトム・マーカンド騎手(※アデイブで今年の豪G1クイーンエリザベスSを制覇)とのコンビで連勝したが、英ダービー制覇へ向け、陣営は名手ランフランコ・デットーリへの乗り替わりを決断。英ダービー1番人気馬の鞍上交代劇は現地メディアで大きく報道されている。

アイルランドのエイダン・オブライエン厩舎はジャパンの全弟モーグル(牡3、父ガリレオ)、オーストラリアの名牝アトランティックジュエルを母に持ち、ロイヤルアスコット開催のG3ハンプトンコートSを快勝したロシアンエンペラー(牡3、父ガリレオ)、愛2000ギニー2着のバチカンシティー(牡3、父ガリレオ)など7頭を登録。

他にはキングエドワード7世Sを勝ったパイルドライバー(牡3、W・ミュア、父ハーバーウォッチ)、07年の英ダービー馬ワークフォースの半弟エミッサリー(牡3、H・パルマー、父キングマン)、イングリッシュキングを降ろされたマーカンド騎手とコンビを組むカリファサット(牡3、A・ボールディング、父フリーイーグル)などが参戦する。昨秋にデビュー戦を快勝した日本生まれのディープインパクト産駒サトノジャパン(牡3、M・スタウト)の登録はなかった。

英ダービーのオフィシャルブックメーカーのユニベット社の単勝前売りオッズはイングリッシュキングが3・5倍。カメコが5・0倍、ロシアンエンペラーが8・0倍、モーグルが9・0倍で続く。また、同社が提示する「エイダン・オブライエン師の管理馬が勝つ」という賭けのオッズは3・25倍、「エイダン・オブライエン師の管理馬が英ダービーと英オークスを勝つ」という賭けのオッズは4・5倍となっている。

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