<コロネーションC>◇5日=ニューマーケット・ローリーマイル(英国)◇G1◇芝2400メートル◇4歳上◇出走7頭

古馬の中長距離路線の強豪が集結した一戦は、ゴドルフィンのガイヤース(牡5、C・アップルビー、父ドバウィ)が制した。勝ちタイムはコースレコードの2分25秒89。

レースは軽快にガイヤースがハナを奪うと、序盤は7頭が縦1列に並ぶ形。直線コースを向くと、ガイヤースが後続を大きく突き放し、残り200メートルでも差は詰まらないまま。最後は鞍上が手綱を抑える余裕があった。ビュイック騎手は「ガイヤースは驚くべき馬です。爆発力があります。厩舎では1200メートルの馬と同じくらいの素晴らしいスピードを持っています」とインタビューで絶賛している。昨年の独G1バーデン大賞に続くG1・2勝目。今年は2月にドバイのG3ドバイミレニアムSを制し、ドバイシーマクラシックを目標にしていたが、開催がなくなっていた。

2馬身半差の2着はライアン・ムーアが騎乗した昨年の英ダービー馬アンソニーヴァンダイク(牡4、A・オブライエン、父ガリレオ)。3着には久々に2400メートルの距離に挑んだ長距離路線の王者、ランフランコ・デットーリ騎乗のストラディヴァリウス(牡6、J・ゴスデン、父シーザスターズ)が入った。昨年のコロネーションC覇者デフォー(セン6、R・ヴァリアン、父ダラカニ)は5着だった。

コロネーションCは例年、英ダービー前日のエプソム競馬場で行われる古馬G1だが、今年はニューマーケット競馬場のローリーマイルコースが舞台。1日に競馬が再開された英国で、今年最初の平地G1として無観客で行われた。

6日は今年の英クラシック初戦となる英2000ギニー、7日は牝馬の英1000ギニーが同じニューマーケット競馬場で行われる。

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