<安田記念:追い切り>

春のマイル王を決める安田記念(G1、芝1600メートル、7日=東京)の最終追い切りが東西トレセンで行われた。女王アーモンドアイ(牝5、国枝)はクリストフ・ルメール騎手(41)が駆けつけ、美浦ウッドで鋭い動きを披露。ヴィクトリアMに続く連勝、史上初の芝G1・8勝目へ向け、手応えは十分だ。

シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカ、ジェンティルドンナ、キタサンブラック・・・、名馬たちの記録をアーモンドアイがあっさりと超えていく、その助走となるのか。注目の追い切りは美浦ウッドの併せ馬。先行するサトノラディウス(古馬3勝クラス)を目がけ、直線は女王が内からスーッと加速していく。2馬身先着。馬なりで出した時計は5ハロン66秒5-ラスト12秒4。ルメールは「状態は良さそうです。フットワークも息も全部良かった」と好感触だ。

前走時は移動を自粛し、他の騎手に追い切りを任せたルメールがこの日は久々に美浦へ来場。「騎手人生最高の馬」と語るアーモンドアイへの思いをあらためて激白した。「(ヴィクトリアMは)楽勝でした。すごくいい競馬で、いい練習でした。彼女の瞬発力が出たとき、すぐにレースが終わりました。次のレースのことを考えたのでムチはいらなかったし、ハードプッシュもいらなかった。安田記念のいいトライアルでした。(3着に敗れた去年は)スタートでぶつけられて、大変なことになりました。直線はいい脚を使ったけど・・・、それも競馬です。今年はいいスタートをして、いいポジションを取れれば。新記録を取りたい。昨年のリベンジと新記録、ダブルのチャレンジです」。

これまでレース間隔を空けてきたアーモンドアイにとっては異例の中2週での参戦になるが、先週木曜の28日にウッドで5ハロン73秒1、日曜にも同70秒6と時計を出し、これが3本目。数字の面では順調さがうかがえ、馬体もドバイ遠征(レースは開催せず)から帰国初戦だった前走に比べ、ふくらんで見える。

牝馬最強を決める前走すら「練習」と言い切るルメールは「(馬体の変化は)ちょっとだけ。大きくなったし、大人になりました。彼女は今年5歳です。体がトップの状態になりました」と生涯最高をアピールした。「今年の安田記念はメンバーが本当に強い。だから、みんなで好きな馬を応援してください」。アーモンドアイの勝利を確信した表情で訴えた。【木南友輔】

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