<安田記念:追い切り>

女王アーモンドアイ(牝5、国枝)は主戦のクリストフ・ルメール騎手が美浦へ駆けつけ、最終追い切りを行った。先行するサトノラディウス(古馬3勝クラス)を目標に、直線は楽な手応えで内から2馬身先着した。国内新記録となる芝G1・8勝目へ向け、視界良好だ。

「(ヴィクトリアMを振り返って)去年の安田記念は牡馬相手でいろいろあったけど、府中の1600メートルは走りやすいコース。普通に走れば大丈夫だと思っていました。結果が出て良かったと思います。(その後は)外国のレースは今の情勢じゃ厳しいですし、ヴィクトリアMのレース後の状況も見て、反動も全然なかったということで参戦を決めました。(中2週になるが)馬がメンタルの部分で無駄なことをしないし、レースでもエキサイトしない。全然追ってないので、通常の競馬より疲れが残っていませんでした。まったく不安材料はありません。(今朝は)いい動きだったし、懸念材料はないです。(追い切りの指示は)調教は動くのでリードホースをつけて、動かなければ(抜いて)いっていいよ、と。(昨年の安田記念は)スタートで不利があり、前に入られて、道中も窮屈になってしまった。それでもしまいはすごい脚を使ってくれて、あらためてアーモンドアイのすごさを見たし、普通に走っていればという思いはあります。

ヴィクトリアMのような競馬が理想だと思います。(スタートは)ルメール騎手にうまく扱ってもらって、ゲートでも落ち着いている。(G1・8勝目の壁は)数々の馬が7まできている。記録として残るのならば到達したいですね。(シンボリルドルフなどが7勝を挙げているが)ルドルフは私がトレセンに入ったときのすごい馬。並ぶことができて、長くやってきて良かったとよ思っています。チャンスを生かしたいですが、やはり男馬ですごい馬がいっぱいいますので、あとはうまく立ち回れれば。(アーモンドアイのすごいところは)私にとっても特別な馬です。能力があって、ここまで無事に来られているし、与えられた課題を着実にこなして、さらにその上をいく。プロフェッショナルですね。ゴールまでいい走りを披露する。やることがわかっていて、勝ち方もいっぱいいっぱいじゃない。(今週末も無観客競馬だが)まだコロナの状況が一転とはならず、制限があって、生で楽しめない状況ではありますが、アーモンドアイがすごいパフォーマンスをするところを見ていただければ、と思います」(国枝師)。

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