<極ウマPOG取材班が指名したいゴドルフィンの10頭>

ドバイのモハメド殿下が率いる「ゴドルフィン」の青い勝負服が日本国内で年々、存在感を増してきている。一昨年はファインニードルが高松宮記念、スプリンターズS、昨年はタワーオブロンドンがスプリンターズSを制し、今年はオークス週終了時点で、馬主別勝利数が2位(48勝)。現3歳世代は牡馬でダーリントンホール(共同通信杯快勝)、トリプルエース(小倉2歳S2着)、牝馬でウーマンズハート(新潟2歳S制覇)、ケープコッド(すずらん賞、クリスマスローズSを勝利)と多くの活躍馬が出ている。今年の2歳もスケールの大きいドラフト指名候補がそろう。

◆バッソプロフォンド(牡、藤沢和、父ディープインパクト、母レディオブオペラ)は姉2頭(レディマクベス、バルトリ)がいずれも新馬勝ち。母レディオブオペラは芝短距離で5勝を挙げた快速馬だった。藤沢和師は「このお母さんの子で初めての男馬だからね。楽しみだよ」と期待している。姉2頭に比べ、馬格に恵まれており、クラシックを意識させる大物。すでに一度、美浦トレセンへ入厩している。

◆フィアスプライド(牝、国枝、父ディープインパクト、母ストロベリーフェア)は12年のフローラSを勝ったミッドサマーフェアの半妹。祖母は名牝ストームソングだ。1歳上の全姉ソフトフルートは矢車賞を制し、オークス前に2勝を挙げている。「きょうだいに負けないくらい頑張ってくれると思う」と国枝師も期待している。

◆ライフサイエンス(牡、吉村、父ニューアプローチ、母ライフアットベスト)はダーリントンホールと同じニューアプローチ産駒。ゴドルフィンの同産駒には17年青葉賞2着でダービーに出走を果たしたベストアプローチもいる。3代母チェンジマイハートはJRAで走り、10戦1勝。代を重ね、ひ孫が外国産馬として日本で走るというロマンがある。

◆カウンターテナー(牡、野中、父スクリーンヒーロー、母ベッラヴォーチェ)はサンデーサイレンスの3×4の近親配合(インブリード)。母も野中厩舎の所属で、芝のマイル前後で鋭い末脚を繰り出し、3勝を挙げている。3代母はジャパンCに参戦した名牝ハイホーク。

◆ストーンフェンス(牡、高柳瑞、父エクシードアンドエクセル、母イシタキ)は短距離向きの血統。母はアルゼンチンのG1馬で、ケープコッドと同じ高柳瑞厩舎が管理する。美浦トレセンで調整されている。

◆ブルーシンフォニー(牡、伊藤圭、父スクリーンヒーロー、母ブルーストーン)は伊藤圭厩舎ゆかりの血統。コマンズ産駒の母ブルーストーンは芝とダートで走り、1200メートルの距離で4勝を挙げた。母の半弟ドーヴァーは2歳時に新馬、ひいらぎ賞を連勝。昨年はニューイヤーS、キャピタルSを勝利している。

◆ベネフィサンス(牝、黒岩、父パイロ、母チャリティークエスト)はデビューした兄姉7頭中6頭が勝ち上がっている堅実な血統。ストリートセンス産駒の半兄ノウレッジは12年新潟2歳S2着。1歳上の全姉ブランクチェックはデビューから3戦2勝2着1回。血統的にはダートだが、堅実に走ってきそうだ。5月中旬に美浦トレセンへ入厩し、3回東京開催でのデビューも視野に入っている。

◆シュバルツカイザー(牡、大竹、父ダークエンジェル、母ファッショナブル)は18年のゴフス社11月セールで落札された馬。半姉ジャックネイラーは14年に仏2歳G1マルセルブサック賞で3着、15年に愛オークスで2着に好走している。父は欧州の2歳戦で強い人気種牡馬。血統的なスケールは大きい。

◆ゴールデンシロップ(牡、木村、父ハバナゴールド、母モッカ)は18年のタタソールズ社12月セールで落札された。ドバウィ産駒の半姉キヨシはアルバニーSなど重賞2勝。2歳G1モイグレアスタッドS、チェヴァリーパークSで3着に入っている。父は13年の仏G1ジャンプラ賞の勝ち馬で、種牡馬入り後はG1も輩出している。すでに美浦トレセンで乗り込まれている。

◆ジョイアスチャント(牡、父キトゥンズジョイ、母スウィートチャント)は3代母が名繁殖牝馬グロリアスソング。シングスピールやラーイ、ダノンシャンティ、ヴィルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィブロスなどと同じ一族になる。母の半兄カンパノロジストは11年オイロパ賞などG1を4勝している。18年のファシグティプトン社11月セールで落札され、ダッシングブレイズ、ジャンダルムなど日本の馬場で適性を示しているキトゥンズジョイ産駒だ。【極ウマPOG取材班】

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