02年高松宮記念を勝った重賞3勝馬ショウナンカンプが3月12日に放牧中の事故のため死んでいたことが5日、分かった。

同馬をけい養していた宮崎県の吉野牧場がSNSを通じて発表した。22歳だった。

同馬は01年1月に大久保洋吉厩舎からデビュー。4歳時の02年2月にダートから芝に転向すると、3連勝で同年の高松宮記念を制した。その後もスワンS、阪急杯と重賞2勝を積み上げた。連覇を狙った03年高松宮記念7着後、同年6月に右前浅屈腱炎のため引退、種牡馬入りした。通算19戦8勝。種牡馬として14年ニュージーランドT優勝馬ショウナンアチーヴ、18年スプリンターズS2着馬ラブカンプーなどを輩出している。

種牡馬引退後、昨年11月に北海道新ひだか町のレックススタッドから吉野牧場へ移動。同牧場で余生を過ごしていた。吉野牧場の吉野新作代表(39)は「馬房ではいつもおとなしい馬でしたけど、外に出してあげると人間をぐいぐい引っ張っていくくらい、元気いっぱいの若い馬でしたね。ファンの方はツイッターなどを通じて、コメントを寄せてくれています。本当に残念です」と話した。

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