<日経賞>◇28日=中山◇G2◇芝2500メートル◇4歳上◇出走14頭◇1着馬に天皇賞・春優先出走権

1番人気のミッキースワロー(牡6、菊沢)が重賞3勝目を挙げた。後方から3、4角で徐々に進出し、直線で力強く抜け出した。勝ちタイムは2分32秒9。今春の目標に掲げる天皇賞・春(G1、芝3200メートル、5月3日=京都)に向け、勢いのつく勝利となった。

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今回で11戦目のコンビ。この馬の力を知り尽くす横山典弘騎手は、ミッキースワローの力をフルに引き出した。道中は出たなりで悠々と後方待機。勝負どころで徐々に進出し前を射程圏に入れた。坂を上がってやや外にふくれながらもスタミナ比べを制し、重賞3勝目のゴールへ飛び込んだ。

4角で故障馬のあおりを受けた前走AJCC(4着)のうっぷんを晴らす勝利。厳しい大外枠からの競馬を乗り切った鞍上は「いつも通りのこの馬の競馬の形。前回は勝負どころで不利があったが今回はスムーズに行けた。1頭になってフラフラしてまだ余力もあった。力通りだったと思う」と話した。

陣営は年初から春の最大目標を天皇賞に定めていた。普段からウッドコースで長めからの調整を増やし、力みなく、気分良く周回することで長距離への適性を磨いてきた。この日の最後のひと伸びはその成果もあった。菊沢師は「何とか結果を出したかった。最後は意地を見せてファイトしてくれた。まだ課題もあるが、一生懸命頑張ってくれている」と笑顔。あえて課題と口にしたのは、6歳でもまだまだ伸びしろがあると感じていることの裏返しだろう。悲願のG1制覇へ向け、スワローはまだまだ成長を止めない。【井上力心】

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