<毎日杯>◇28日=阪神◇G3◇芝1800メートル◇3歳◇出走10頭

クラシックを盛り上げる新たなスターの誕生だ。武豊騎手(51)と初コンビのサトノインプレッサ(牡、矢作)が、無傷の3連勝で重賞を初制覇した。

スタートはひと息だったが、自慢の末脚を披露。1分47秒9の勝ち時計で快勝した。同騎手は弥生賞ディープインパクト記念(サトノフラッグ)、若葉S(アドマイヤビルゴ)に続き、皐月賞につながるステップレースで3勝目を挙げた。

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武豊騎手は冷静だった。初コンビのサトノインプレッサはゲートの中で暴れて、最後方の位置になった。「前回も後ろからだったし、前半は折り合いを重視して乗りました」。まったく焦りはなかった。内で脚をため、末脚を信じた。

「手応えが抜群だった。馬場(やや重)を考えて、どこかで馬群を割ろうと思っていた。スペースを見つけるのに時間はかかったが、前が開いてからは一瞬だった」。素早い反応で悠々と抜け出した。

デビューから3連勝で重賞を初制覇した。過去2戦とも重馬場で、この日もやや重。ディープインパクト産駒で切れ味があるだけに、矢作師は「いい馬場だったらもっと良かったと思うが・・・」と今回も良馬場の走りを見られず残念がった。

また、返し馬からテンションが高く、スタートも決まらず、師は「なかなか難しいところがあって・・・」と課題を挙げる。その中でも勝ち続けるのは素質の高さ。今後についてはオーナーと相談の上で検討されるが、武豊騎手は「これでさらに大きな舞台に行けると思うし、素質のある馬なので、どこまで強くなるか楽しみですね」と評価した。混戦クラシックにまた1頭、新星が名乗りをあげた。【辻敦子】

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