中央競馬に先駆け、いくつかの地方競馬では27日に無観客開催が行われた。

大井競馬場では、無観客開催と知らずに訪れ、すごすごと帰路につくファンがちらほらと見られた。場内を歩いているのは警備員と少数の出走馬関係者だけ。広い空間にいつも通りのファンファーレ、実況放送、全力疾走する馬たちの蹄音が、むなしく鳴り響いた。

地方競馬通算最多勝記録を持つ「大井の帝王」的場文男騎手(63)は「四十数年乗ってて初めてだよ。レースは一生懸命だけど寂しいね」と話した。昨年の全国リーディング森泰斗騎手(39=船橋)は「寂しいですよね、乗ってる方は。声援がないと張り合いがないけど、テレビやネットで応援していただければ」とコメントした。

同じく開催のあった名古屋、佐賀競馬も場内は寂しい雰囲気。唯一、観客を入れて行った園田競馬も次開催以降の無観客開催を発表した。

  1. お得な新入会プラン登場! 競馬情報サイト【極ウマ・プレミアム】
  2. 競馬予想に【ニッカンAI予想アプリ】