小林脩斗騎手(18=奥平)は、元騎手の父小林久晃助手に普段から騎乗技術についてアドバイスを受けている。その父からは、「馬を真っすぐ走らせること。基本をしっかりするように」とエールを送られたと話す。3月1日のデビュー日には自厩舎を含め4鞍に騎乗。「頂いたチャンスを生かせるように、他の人馬に迷惑をかけないようにしたいです。限られた頭数でレースの流れなどをしっかり学びたいです」と抱負を語った。2Rは自厩舎のアイアムイチオシに騎乗。「追い切りで動けていたし、感じもいいと思います。馬の邪魔をせずしっかり力を出せればと思います」と話した

また、師匠の奥平師はデビューを控えた弟子に対し「地に足をつけて1歩ずつ歩んでいってほしいですね。今後厳しいこともあると思うが、壁に当たっても乗り越えてもらいたい。騎乗技術も上達していると思っている。これから実戦で経験を積んでいけば」と思いを語った。

小林脩騎手は昨年10月3日に母優子さん(享年44歳)を亡くした。師によると母の病室を見舞いながら、トレセンに通い騎乗技術を磨く多忙な日々を送っていたそうだ。「(お母さんの死を)乗り越えて少しずつ強くなってきたと思う」と精神的な成長を語る。天国の母優子さんも待ち望む初勝利を目指し、厳しい勝負の世界へ立ち向かう。

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