大井競馬は26日、新型コロナウイルスの感染予防および拡散防止のため、27、28日の開催を「無観客競馬」で実施することを決めた。

26日に対策会議を開いた政府の要請に応じての措置。27、28日は全国の場外発売所、29日から3月14日までは大井競馬場、専用場外発売所(大井競馬場、オフト後楽園・汐留・ひたちなか・大郷・伊勢崎・京王閣、ニュートラックかみのやま・松山・福島・新潟地区)での馬券発売は行わない。

大井競馬での無観客開催は史上初。1962年(昭37)設立の地方競馬全国協会によると、同協会設立後、無観客での競馬実施は全国でも初めて。同期間は電話・インターネットのみの発売となり、売り上げ減は避けられなくなった。

関係者も戸惑いは隠せない。大井競馬場内の売店「マイスターカフェ」の石井幸代さんは「しょうがないですね。ある程度予測して、仕入れの量を少なくはしていましたが・・・。1日も早い終息を願うだけです」とため息。

場内放送で事態を知った30年来の大井ファン大橋耕一さん(66)は「ネットで馬券は買えるけど、競馬はやはりファンの前で走ってこそ盛り上がる。騎手も手応えがないのでは」と心配そうだった。

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