<ドバイミレニアムS>◇20日=メイダン(ドバイ)◇G3◇3歳上◇芝2000メートル◇出走6頭

「ゴドルフィン」の大物ガイヤース(牡5、C・アップルビー、父ドバウィ)が凱旋門賞10着以来となる復帰戦に臨んだ。6頭立ての大外枠からスタート。鞍上のウィリアム・ビュイックがなだめながらの走りだったが、他の5頭を大きく引き離す逃げの格好となり、そのまま8馬身半差の圧勝という次元の違う走り。勝ちタイム2分0秒33はコースレコード。次走に予定するドバイシーマクラシック(G1、芝2410メートル、3月28日=メイダン)へ向け、強烈なインパクトを残した。

所有するゴドルフィンの公式ホームページでアップルビー師は「ガイヤースの走りをうれしく思います。ドバイシーマクラシックへ向け、ドバイシティオブゴールドではなく、今日走らせたのはレースまで5週間の時間を彼に与えることができるからです」とコメント。ビュイック騎手は「とてもエネルギッシュな馬です。今日はフレッシュでしっかり力を発揮できました。すごい才能のある馬ですし、これでドバイワールドカップデーへ向けてしっかり休ませることができます」とあらためてその能力を絶賛した。

昨秋は9月にドイツのG1バーデン大賞を14馬身差で圧勝。期待された凱旋門賞では勝ったヴァルドガイストから33馬身差の10着に敗れていたが、この日は巻き返しに成功した。今後は予定通り、ドバイシーマクラシックへ向かう。大手ブックメーカーのウィリアムヒル社は前売り単勝オッズを3・0倍に設定。2番手は日本のグローリーヴェイズで6・0倍のオッズとなっている。日本馬はカレンブーケドール(牝4、国枝)、グローリーヴェイズ(牡5、尾関)、ラヴズオンリーユー(牝4、矢作)の3頭がすでに招待を受諾しており、ガイヤースと日本馬の激突に注目が集まる。

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