来週27日から川崎競馬で騎乗を開始するミカエル・ミシェル騎手(24=フランス)が25日、短期免許での参戦に向けて川崎競馬場で記者会見を行った。

会見場には黒いミニスカート、白のブラウスを身につけたエレガントないでたちで登場。同騎手は前日24日に27日から3月31日までの短期免許が交付されており、身元引き受け調教師の山崎裕也師とともに約40分、質疑に応じた。ミシェル騎手の一問一答は以下の通り。

-今回、日本で騎乗しようと考えた経緯

ミシェル騎手 まず、みなさんこんにちは。今回免許を取得したきっかけは昨夏、札幌で行われたワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)で1勝を挙げることができて、日本で騎乗するということが気持ち良かったですし、観客のみなさんの声援に感激も受けました。そういったものが非常に気に入ったので、ぜひまたその体験を再現したいと思って、日本に参りました。

-3月31日までの短期免許期間中の目標

ミシェル騎手 騎乗数や勝利数など、数字上の目標はありません。いいパフォーマンスをして、自分もそうですが、ファンにも喜んでもらいたいと思っています。日本で騎乗するということは私にとっては冒険ですから、経験を積みながら楽しんでいくというのが目標です。

-競馬以外で経験したいことは

ミシェル騎手 3カ月前から日本語を勉強しています。やっぱり現地で学ぶことこそ、上達への一番の近道だと思っているので、日本にいる間にいっぱい学びたいと思っています。あと、せっかくなので滞在中に日本の文化に触れてみたいと思っています。例えば、相撲を見に行くとか、野球の試合を見に行くとか・・・。もちろん日本食もですが、日本ならではのことをしてみたいと思っています。

-普段調教を行う小向トレーニングセンターの印象は

ミシェル騎手 まだ見学しただけで騎乗はしていませんが、見た感じの印象ではとても良さそうでした。騎乗は明日の朝からの予定です。ダートの経験があまりないので、ここで慣れたいと思います。厩舎のみなさんの感じもいいですし、調教師、厩務員も温かくて、ここでの生活をスタートさせるのが楽しみです。

-南関東の競馬情報は事前にどう集めたか

ミシェル騎手 フランス人騎手、日本人騎手など、機会があればいろいろ話を聞いてきました。とりわけ、クリストフ・ルメール騎手にはいろんな話を聞きました。自分自身もインターネットでレースの動画を見ましたし、本当に騎乗するのが待ち遠しいです。ぜひともこちらでいい経験を積んでいきたいと思っています。

-自身のセールスポイントは

ミシェル騎手 自分には若いながらもフランスの国内外のいろんな競馬場で騎乗してきたという経験があります。さまざまな天候、コースへの対応力があり、個人的にメンタルも強い方だと思っています。フランスでは最後の直線で接戦をするというのが好きなので、日本でもそれができるかどうか楽しみにしています。

-勝負服(胴水・白鋸歯(きょし)形、そで赤)のデザインを決めた理由

ミシェル騎手 模様の鋸歯形というのは日本にしかないデザインなので、日本的だなと思っていました。昨夏、札幌で勝利(WASJ第3戦)を収めたときもその鋸歯形の勝負服を着ていました。その勝利にもあやかり、日本ならではということもあって決めました。色についてはフランス国旗の赤、青、白の3色をほうふつとさせるような、自分も好きな色、日本にもフランスにもゆかりのあるような色を選びました。自分で勝負服を選べるのは地方ならではなので、競馬で着るのが楽しみです。

-日本のダートコースの印象は

ミシェル騎手 昨夏、札幌で1回乗ったときに、幸いにも勝つことができました。これからは日常的にダートに慣れていくので、競馬にも対応していきたいと思います。速い展開になると思うので、うまく経験を積んでいきたいです。

-レディスヴィクトリーラウンド2020参戦への意気込みは

ミシェル騎手 呼んでいただいてうれしく思います。同じ仕事をしている女性騎手たちとお会いできて、一緒に戦うということはいい冒険、経験になりますし、彼女たちの才能に触れられるのが楽しみです。いつも言っていますが、「GIRLS POWER!」です。

-将来的な日本での通年免許取得へのビジョンは

ミシェル騎手 自分の日本語の上達次第ですし、競馬でもいいパフォーマンスを続けていかないといけないと思っています。特に日本語は難しいので、やっぱり時間はかかってしまうと思います。様子を見ながらですが、目標としては2、3年の間に通年免許を取得したいという気持ちがあります。決して楽な道ではないですが、チャレンジに立ち向かうことはできています。JRAを念頭に置いてはいますが、あらゆるオプションに対して自分はオープンです。地方競馬の人たちとも話をする機会もありますし、みなさんが誇りを持ってハッピーに騎乗をされています。なので、ここで3カ月の経験を積んでからいろいろ判断すると思います。

-日本とフランス競馬の違い、日本競馬の魅力は

ミシェル騎手 まずダートはフランスにはないので、それは日本特有だと思います。レース展開はフランスの方が最初はゆっくりスタートしますが、日本の方がスピーディーでリズミカルで力強くて展開が速いように感じます。そういうところに魅力を感じています。

-短期免許での来日となると、ほぼ全ての馬がテン乗り。馬とのコンタクトの取り方は

ミシェル騎手 私なりの馬へのあいさつの仕方は、手を馬の頭にかざして自分のにおいをかいでもらうことが最初の「こんにちは」というスタイルです。フランスでも初めて乗る馬とレースに臨むことが多々あるので、気性が荒い馬でも適応していくことも騎手の仕事の一部として認識しています。基本的に自分は馬とはいいフィーリングがあると思っています。

-憧れている騎手は

ミシェル騎手 引退してしまった騎手ではキャッシュ・アスムッセン騎手(※81年の第1回ジャパンCをメアジードーツで優勝するなど、世界の大レースで活躍)、現役では日本でもよく知られているオリビエ・ペリエ騎手を尊敬しています。彼らの騎乗を映像で見て、テクニックから学ぶことが多いのでインスピレーションを与えてもらっています。また、私のエージェントでもあるフレデリック・スパニュはフランスで約25年間、騎手として経験を積んできましたし、今は引退していますが、彼から毎日いろいろなアドバイスを受けています。

-日本でどのような経験の積み方をしたいか。勝ちにこだわるか、騎乗数の多さをとるか

ミシェル騎手 両方とも重要だと思います。今までの自分のキャリアにおいても、必ずしもいい馬でなくても勝利を挙げられたことがあります。自分はどんな馬にも乗れるつもり。イマイチな馬でも許します(笑い)。喜んでどんな馬にも乗りたいと思います。

-ファンに向けてメッセージを

ミシェル騎手 みなさま、応援ありがとうございます。早く川崎競馬場で大勢のファンの方たちにお目にかかりたいと思います。いっぱい一緒に勝利したいと思います。

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