快挙だ-。アメリカ(北米)競馬の年度表彰にあたる「エクリプス賞」各部門の受賞馬および受賞者が23日に発表され、カナダで活躍する木村和士(20)が日本人騎手として初めてエクリプス賞を獲得した。

昨年はカナダのウッドバイン競馬場を拠点に同国リーディング3位の148勝を挙げる活躍。エクリプス賞の部門賞の1つ、「最優秀見習騎手(アプレンティスジョッキー)」部門でジュリオ・コレア騎手、エンジェル・ディアス騎手とともに最終候補3名へ選出されていたが、この日、見事にアメリカ競馬界の歴史にその名を刻んだ。

木村和士騎手は北海道浦河町出身で、15年4月にJRA競馬学校騎手課程34期生として入学。その後中退し、カナダでデビューした。18年に104勝を挙げ、昨年4月に18年度のカナダ競馬の年度表彰「ソヴリン賞」の最優秀見習騎手賞を受賞。昨年9月には日本人騎手として初めて英国のエリザベス女王所有馬に騎乗を果たした(ウッドバイン競馬場のG2カナディアンSでマグネティックチャームに騎乗)。

昨年はウッドバイン競馬場で獲得賞金ランキング全体4位。全体1位となる863鞍に騎乗しており、カナダ競馬を代表するジョッキーとなっている。日本人初のエクリプス賞受賞という快挙。日本国内の競馬とは現時点では無縁だが、世界の舞台で今後さらなる活躍が期待される。

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