海外のビッグレースを転戦し、昨年の英国G1ナッソーSを制した日本調教馬ディアドラ(牝6、橋田)が21日、ドバイのモハメド殿下が主催する競馬の年間表彰「ホースレーシング・エクセレンス・アウォーズ」の「ピープルズ・チョイス・アワード(ファン投票による表彰)」部門で最終候補に選出(ノミネート)されたことがわかった。これまでに日本人、日本調教馬の表彰はなく、選出されれば日本馬史上初の快挙となる。

公式ホームページは「東洋、西洋を走り、欧州のG1競走で勝利し、上位に入り、画期的な成功を収めた日本の牝馬」とディアドラを紹介。以下のように、その功績をたたえている。

「日本のレースはここ十数年で進化していますが、2019年は世界を股に掛けて牝馬のディアドラが著しくステップアップする歴史を作りました。森田藤治オーナーが所有し、橋田満調教師が管理し、橋田宣長助手とそのチームでドバイターフに2年連続参戦し、18年は3着、19年は4着に入りました。ディアドラのチームはその後、日本に戻るのではなく、英国を拠点にして、夏と秋のキャンペーンを行うという前例のない挑戦を行いました。

チーム・ディアドラはグロリアス・グッドウッド開催のナッソーSで歴史的な勝利をおさめただけではなく、英愛のチャンピオンSで好走を続けました。メディアの取材に対して協力的であり、世界の競馬を代表する存在として、ディアドラと彼女のチームは多くのファンをひきつけました」。

「ピープルズ・チョイス・アワード」の最終候補にはディアドラの他、闘病するアイルランドのパット・スマレン元騎手、17年のカリフォルニア火災から生き延びたアメリカの牝馬ベルボアベイ、凱旋門賞をヴァルトガイストで制したフランスのアンドレ・ファーブル師がノミネートされている。公式ホームページ(http://www.hhracingawards.com/vote.html)からすべての人が投票可能となっている。

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