<カペラS>◇8日=中山◇G3◇ダート1200メートル◇3歳上◇出走16頭

2番人気コパノキッキング(セン4、村山)に騎乗した藤田菜七子騎手(22=根本)が待望のJRA重賞初勝利を挙げた。

好位からレースを進め、最後の直線では外に持ち出すと一気に突き抜けた。勝ちタイム1分9秒3。

日本人女性騎手として史上初めてJRA重賞を勝った藤田騎手は「キッキングが一番強いと思って乗っていました。追い出したら直線で1歩1歩伸びてくれました。ありがとうキッキングという思いです」と喜びを口にした。外国人女性騎手ではロシェル・ロケット騎手(ニュージーランド)が02年中山大障害(J・G1)を勝っている。

藤田騎手はコパノキッキングにJRA・G1初騎乗となったフェブラリーS5着から6戦続けて騎乗。10月の東京盃(統一G2)では女性騎手初の統一ダート重賞制覇を飾っていた。JRA重賞は22回騎乗して、今年7月の七夕賞(ゴールドサーベラス)の4着が最高着順だった。

今年のJRA42勝目で通算89勝目。地方交流競走(10勝)を含め通算99勝目とし、通算100勝にあと1勝と迫った。

藤田騎手は16年3月にJRA16年ぶりの女性騎手としてデビュー。同年4月の福島でJRA初勝利。今年は6月にスウェーデンで開催されたウィメンジョッキーズW杯で総合優勝。9月には今年のJRA28勝目をマークし、自身が持つ女性騎手のJRA年間最多勝利記録を更新していた。なお今年の新潟開催では20勝を挙げ、女性騎手として初めて競馬場別年間リーディングを獲得するなど記録づくしの1年となった。

2着に3番人気テーオージーニアス(牡4、梅田)、3着に8番人気シュウジ(牡6、須貝)。

馬連(7)(12)900円、馬単(7)(12)1550円、3連複(7)(12)(14)6640円、3連単(7)(12)(14)2万4080円。

(注=成績、払戻金などは、必ず主催者のものと照合して下さい)

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