<キナミの帝王~日本でも香港でも>

【香港7日=木南友輔、網孝広】いよいよ結論のときがきた-。G1番記者「キナミの帝王~日本でも香港でも」の最終日、木南友輔は地元馬、日本馬、外国馬の調教を最終チェックした。狙うは日本の阪神JFと香港国際競走(HKIR)4レースの完全的中。メインの香港カップは◎ウインブライト(牡5、畠山)に春秋香港G1制圧を期待する。

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土曜朝、夜明けのシャティンで地元馬を確認する。なるほど、ファウンズ師が大きな期待を込める○ライズハイは強い踏み込みが目立った。「スーパースター候補。前走は負けたけど、ここがターゲット。3番枠か、4番枠が欲しい」。言葉どおりの位置を奪い、勝機はふくらんだかもしれない。毛づやが目立つのは☆ダークドリーム。香港ヴァーズに僚馬2頭と連日のように縦列、並列で強めのキャンターをしているのが鉄の女▲マジックワンド。これだけ調教をやれるから海外遠征でも結果を出せる。

結論は◎ウインブライト。追い切りは力強いフットワークでシャティンの芝を駆け抜けた。馬格では香港馬に負けるが、走りのしなやかさは圧倒的にこちら。外枠絶対不利の天皇賞・秋は好位で見せ場十分だった。あれだけのパフォーマンスができる馬は他に見当たらない。「前走が生きると思うし、具合は前走よりはるかにいい」と畠山師。クイーンエリザベス2世Cで破った現地5歳馬が人気のメンバー。今回は8頭立ての大外枠に入ったが、タイムワープ、△グロリアスフォーエバーが速い流れを作れば、内に潜り込むこともたやすい。あとは世界のマサミ・マツオカにこん身の手綱さばきを期待したい。馬単(1)から(2)(7)(5)(4)(6)へ。

<他のレース>

◆ヴァーズ 英愛チャンピオンSでマジカルに食い下がった◎ディアドラを狙う。「ここの2000メートルは追走が厳しい。この距離なら楽しみ」と橋田助手。馬連(10)から(11)(1)(3)(2)(4)(13)(14)へ。

◆スプリント 今年の香港国際競走取材でもっとも印象に残った◎エセロ。相手は前走末脚光るフルオブビューティー、3連覇を狙う▲ミスタースタニング。馬単(14)から(11)(3)(7)(1)(4)(5)へ。

◆マイル ○ビューティージェネレーションに若さで挑む◎カーインスター。好調ティータンに託す。日本馬は巨体の香港馬相手にスムーズな競馬ができるか。馬連(6)から(1)(2)(10)(3)(4)(9)へ。

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