アイルランドのドナカ・オブライエン騎手(21)が24日、現役引退を発表した。昨年、今年と2年連続でアイルランドのリーディングジョッキーに輝いたが、今後は調教師に転身する。アイルランドを代表する調教師エイダン・オブライエンの次男。ドナカの兄で長男のジョセフもすでに騎手を引退し、調教師として活躍している。

ドナカは16歳だった14年に騎手デビュー。兄ドナカと同じく長身のジョッキーで、16年のモイグレアスタッドS(イントリケイトリー)がG1初制覇。昨年は日本生まれのディープインパクト産駒サクソンウォリアーで英2000ギニーを制し、英国クラシック初制覇。英オークス、愛ダービーも勝って、クールモアグループではライアン・ムーアに次ぐセカンドジョッキー的な存在になっていた。今年はマグナグレシアで英2000ギニーを連覇。先月の英チャンピオンSでもマジカルを勝利に導いている。

レーシングポスト電子版によると、すでにティペラリー州のロングフィールドに調教場が準備されており、デビュー2連勝中のファンシーブルー(牝2、父ディープインパクト)を管理することが決まっている。

自身のツイッターでドナカは「しばらく考えましたが、来年は調教師に専念することを決めました」とコメント。クールモア、自身の家族への感謝を伝えている。

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