デビュー4年目の菊沢一樹騎手(22=菊沢)が、再び父子制覇を狙う。福島記念(G3、芝2000メートル、10日)で、父菊沢隆徳師(49)が管理するミッキースワロー(牡5)に騎乗。2走前、七夕賞(G3)でJRA重賞初制覇を手にしたパートナーと同舞台に立つ。アドマイヤジャスタ(牡3、須貝)の手綱を取る藤田菜七子騎手(22=根本)との同期対決も注目される。

7日木曜の朝、菊沢騎手は父隆徳師と一緒に美浦で調教をつけていた。“父子鷹”にとって記念の勝利となった七夕賞から約4カ月。あの福島2000メートルの舞台に、再びミッキースワローで自身2度目のJRA重賞制覇のチャンスが訪れた。「僕自身は変わらず。どの馬に対してでもですね」と平常心で挑む。

トップハンデ58・5キロ。同じハンデ戦の七夕賞より1キロ増えた。「トップハンデは能力があるから背負うこと」と言った。七夕賞は後方から外を回って4コーナーで先頭に並びかけ、直線押し切る積極的な競馬。前走オールカマーは、持ち味の末脚を生かして2着に追い込んだ。パートナーの力を知り、信じているからこそ戦法に幅がある。師は「本人も七夕賞で自信になっているはず。今回も自信を持って乗ってほしい」と、大きな期待を込めて送り出す。

藤田菜七子騎手との同期対決。JRA重賞では4度目だ。「彼女のおかげで、僕らも注目してもらっているところがある」と感謝する一方で「ジョッキーだから、僕らの代は負けず嫌い」と刺激になっていることも確か。17年京都新聞杯で、初めて重賞騎乗を果たしたのもミッキースワロー。ツバメと菊沢父子鷹が、晩秋のみちのくにはばたく時が来た。【久野朗】

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