7年ぶりにJRA短期免許を取得するクリストフ・スミヨン騎手(38=ベルギー)が17日、手続きのため栗東トレセンを訪れ、抱負を語った。菊花賞へ向けては「長距離は大得意」と自信をのぞかせた。
フランスNO・1ジョッキーが、来日即G1制覇を狙う。以前から再来日の願望はあったというが「フランスでチャンピオンシップ(リーディング)を毎年取るために、日本へ来るのは難しかった」と話す。今年は家族と過ごす時間を増やし、仏リーディングは3位(16日現在)。「チャンピオンシップからも外れているし、もう1度日本に来たかった」と説明した。
菊花賞でコンビを組むヒシゲッコウは現在2連勝中。前走のビデオを見てイメージをふくらませている。「スタミナがある。まだ伸びしろはありそう」。菊花賞は初騎乗だが、淀の3000メートルに不安はない。「京都は何度も乗っているし、僕はフランスのジョッキーですから。長い距離でこそ、持ち味が出ると思う」と頼もしい。
来週の天皇賞・秋でサートゥルナーリアに騎乗予定。印象を問われ「ベリーベリーナイスホース」と答えた。来日に向けて、体もしっかり仕上げてきたという。凱旋門賞2勝ジョッキーの手綱に注目だ。【網孝広】