藤田菜七子騎手(22=根本)が中山2R(2歳未勝利、芝1600メートル)を3番人気グレイトホーン(牡、根本)で勝利し、今年のJRA29勝目を挙げた。

手綱を通じて相棒と会話を交わす。行きたがるグレイトホーンは3角で落ち着きを取り戻した。3戦目にして初の中団待機。直線までに息を入れ、外から突き抜けた。藤田騎手は「しっかり我慢してくれましたし、しまいで外に出したらいい脚で伸びてくれました」と振り返った。自身が昨年マークしたJRA女性騎手年間最多勝記録を14日に塗り替えたばかり。2週連続の勝利で記録をさらに伸ばした。

“チーム根本”では久々のJRA勝利だ。師匠の根本師の管理馬で勝ったのは18年6月17日東京3R(ベルクカッツェ)以来。根本師も「うまく乗ってくれたね」と笑顔で愛弟子を出迎えた。次走は11月2日東京の京王杯2歳S(G2、芝1400メートル)が有力。師弟での重賞初挑戦となりそうだ。【松田直樹】

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