次週の船橋競馬では、開催初日の23日に第66回日本テレビ盃(統一G2、1800メートル)が行われる。8年連続で勝ち馬を輩出しているJRA勢は今年も強力。ただ、今年から南関の仲間入りを果たしたG1馬ノンコノユメ(セン7=大井・荒山)も、地方の大将格として注目を集めそうだ。

デビュー当時から豪脚で砂路線を盛り上げてきた。15年のジャパンダートダービー(統一G1)制覇で3歳砂王に輝き、昨年は6歳にしてフェブラリーS(G1)を制覇。輝かしい戦績を引っ提げて新天地へ移った。移籍初戦の帝王賞(統一G1)は直線で脚を伸ばし小差3着。続くサンタアニタトロフィー(S3)は、58・5キロの重量と内回りに不安がある中で勝ちきった。南関所属としての初勝利に、レース後は真島騎手、荒山師とも口をそろえて「ホッとしました」。陣営の笑顔には安堵(あんど)の表情が入り交じっていた。「ファンの多い馬を入れていただけて感謝。ノンコノユメは、僕の中ではこれからだと思います」と続けた荒山師の言葉通りにノンコの第2章は始まったばかりだ。

ただ、今回陣営のトーンは上がってこない。荒山師は「前走後の短期放牧で、得意ではない輸送などがあったからね。思うような調整ができず、本調子にはまだ・・・」と慎重。船橋への登場は16年、18年のかしわ記念(統一G1)に続く3回目。3歳ダート王クリソベリル、アポロケンタッキー、ロンドンタウン、ヒラボクラターシュなど古巣JRA勢相手にどんな走りを見せるか。

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