<セントライト記念:追い切り>

無敗街道を突き進む。菊花賞トライアルのセントライト記念(G2、芝2200メートル、16日=中山、3着まで優先出走権)に出走する3戦3勝馬ザダル(牡、大竹)が美浦ウッドで併せ馬を行った。4ハロン53秒7-12秒6。休み明けでも上々の仕上がりを感じさせた。

無理なき走りで態勢を整えた。ザダルがハルサカエ(3歳2勝クラス)の内に潜り込む。1馬身先行する併走馬に馬なりで並びかけた。追わずにゴールを迎える余裕を持たせた調整。岩藤助手は「まだ暑さもあるので体調を整える程度。余力もありました」と話した。

中間は坂路で乗り込みを重ね、この最終追い切りで9月に新装されたウッド調教が課された。緩いコーナー、坂がなくなった直線で速い時計ばかりが出る中、4ハロンを53秒7-12秒6でまとめた。タイムは目立たないが、控えすぎたわけではない。「先週まで重いかなという感じだったが、これで整うと思います」。前走プリンシパルSを含めて3戦3勝。脚元に不安を残すため使い込めない弱点はあるが、競馬を勝ち切らせてきた匠(たくみ)の仕上げだ。

初めての重賞挑戦。3勝全てが首差の接戦を制してのもので、まだ底を見せていない。「マイルで逃げられたり、守備範囲が広いですよね。派手なパフォーマンスをするわけではないけど、競馬のうまさ、総合力がある。中山2200メートルはこの馬の良さが出ると思います」。クラシック未出走馬が過去10年で3勝と実績を残すレース。デビュー4連勝で春の勢力図を塗り替えにいく。【松田直樹】

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