フランスのドーヴィルで行われているアルカナ社8月1歳セール2日目(18日)で、中内田充正(みつまさ)調教師(40)がガリレオ産駒を150万ユーロ(約1億8800万円)で落札した。馬主の代理購買とみられ、この日全体で2番目、牡馬では最高額の落札となった。

父が欧州最強種牡馬ガリレオ。母がプルデンテ、母の父がダンシリという血統。近親には愛オークス馬チキータ、現役で活躍するマジックワンドがいる。

アルカナ社のプレスリリースは中内田師のコメントを掲載している。「優秀な母系の出身で素晴らしい運動神経の牡馬です。日本ではディープインパクトとキングカメハメハを失い、私たちは次の種牡馬を探しています。欧州では異なる父系の馬が買えますし、私たちはガリレオ(の血)が欲しいです。彼ら(購買した馬たち)が日本で走れることを証明したいです。素晴らしいオーナーがいて、私はすごい幸運です。素晴らしい馬たちのおかげで私の仕事はうまくいっています」。

中内田師はこの日、65万ユーロ(約8130万円)のキャメロット産駒も落札。こちらは母の半兄に凱旋門賞馬ハリケーンランがいる。アルカナ社は落札後、流ちょうな英語でインタビューに答える中内田師の動画を公式ツイッターに投稿している。

中内田師は14年に栗東で開業。これまでに17年朝日杯FS(ダノンプレミアム)、18年阪神JF(ダノンファンタジー)でG1を2勝している。厩舎は今年も重賞6勝を含む36勝を挙げ、先週終了時点で全国リーディング3位。日本の競馬をリードしていく存在として期待がかかる。

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