<北九州記念>◇18日=小倉◇G3◇芝1200メートル◇3歳上◇出走18頭

9番人気のダイメイプリンセス(牝6、森田)が直線外から差し切り、1分8秒2で勝利した。秋山真一郎騎手(40)と5走ぶりのコンビ復活でつかんだ重賞2勝目。今後は様子を見てから、昨年4着だったスプリンターズS(G1、芝1200メートル、9月29日=中山)を目標にローテーションが組まれる。

迷いはなかった。秋山騎手は相棒の末脚を信じた。ダイメイプリンセスは昨年のアイビスSDで重賞初制覇に導いた馬。非凡な切れ味を信頼していた。

「乗せてもらえたので、なんとかしてやろうと思っていた」

道中は中団でじっくり待機。勝負の直線では次々に前の馬をとらえ、先頭でゴールを駆け抜けた。「うまくいきました」。まさに会心の勝利。馬と一緒に引き揚げてくる時には、親指を立てて白い歯を見せた。

馬場を読み切った。4週目の小倉芝は、例年より内が荒れ始めていた。「馬場のいいところを通れた。枠順も良かった。ミラアイトーンの後ろでいいところにつけられたなと思った」。直線も気持ち良く外を回らせて、末脚を引き出した。

プリンセスにとっては、決して楽な道のりではなかった。森田師は「金曜に硬さがあったので治療した。(追い切り翌日の)木曜から土曜まで乗らず、運動だけに。去年のスプリンターズS(4着)もそれで走ったから」と説明。賢明な判断が勝利につながった。

今後はスプリンターズSを目標に、ローテーションが検討される。秋の大舞台へ弾みをつける大きな重賞2勝目。6歳のプリンセス伝説は、これからがクライマックスだ。【辻敦子】

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