<函館2歳S>◇21日=函館◇G3◇芝1200メートル◇2歳◇出走15頭

新種牡馬キズナ産駒の4番人気ビアンフェ(牡、中竹)が2歳世代のJRA重賞一番乗りだ。スタートこそ出遅れたが、スピードの違いで先頭に立つとそのまま逃げ切った。勝ちタイムは1分9秒2。鞍上の藤岡佑介騎手(33)は初の函館リーディングに輝いた。

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ビアンフェがスピードの違いを見せつけた。やや出遅れたが持ち前のスピードでハナに立つと、前半600メートル33秒6のハイペースを刻む。直線でも長く脚を使って後続を寄せ付けなかった。藤岡佑騎手は「ハナに行くつもりなかったけど、持ったままでハナに行けました。向かい風が強かったけど、力強くゴール板まで駆け抜けてくれて、強い内容でした。スピードと能力で勝ちきってくれました」と、その快速ぶりを絶賛した。

父はダービー馬、母ルシュクルは08年すずらん賞勝ちなど3勝の良血馬。デビュー前から今レースを目標にされてきた。「良血馬でデビュー前から2歳Sへということで騎乗依頼をもらっていました。しっかり結果につなげられたことは、ジョッキーとしても自信になります。ありがたいですね」。15年に勝ったブランボヌールに続くきょうだい制覇。姉も管理した中竹師は「(鋭い差し脚の)ボヌールとは違う競馬。この馬はスピード。同じきょうだいでもタイプが違う。キズナのスピードを受け継いでいる。キズナ産駒で勝てて良かった」と、今レース連覇を喜んだ。

藤岡佑騎手はダブルの喜びだ。初の函館リーディングと葵S(ディアンドル)以来のJRA重賞勝ちで通算33勝目。「素晴らしいタイミングで勝たせてもらいました。終わり方が良ければ次につながりますしね」と笑顔で締めくくった。次走は未定だが「あふれるスピードを生かす形がベストだと思う」(同騎手)。スピードを生かした騎乗で、次なる勝利へ導く。【三嶋毬里衣】

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