函館競馬は今週が最終週。日曜メインは2歳世代最初のJRA重賞となる函館2歳S(G3、芝1200メートル、21日)が行われる。デビュー8年目の原田和真騎手(25=フリー)は、自身の手綱で新馬勝ちに導いたプリンスリターン(牡、加用)と参戦。初の重賞制覇に気合が入る。

デビュー8年目の原田和真騎手に大きなチャンスが巡ってきた。プリンスリターンは、もともと松岡騎手が調教をつける予定だった馬。松岡騎手が手いっぱいになったことから、原田騎手が調教をつけレースでも騎乗することになった。原田騎手は「不思議な縁です。加用厩舎はあまり乗ったことがなかったですが、攻め馬に乗っていれば縁ができるのだと改めて感じました。オーナーや先生には感謝しかないです」と話す。

デビュー戦の前から毎週調教に乗ってきた。「新馬戦の前から攻め馬でも動いていて、実力さえ出してくれれば、いい競馬ができると思っていました。攻め馬通りの競馬をしてくれました」と、単勝1・4倍アメージングサンの猛追を首差しのいだデビュー戦を振り返った。中間も状態は良さそうだ。「使って良くなった感じで、ダメージもありません。角馬場に乗ったときから弾む感じ。1本調子でもたれるところがありましたが、良くなりました」と前走からさらに良化している様子だ。

自身にとっても初の重賞Vがかかる。重賞騎乗は、18年にノットフォーマルで挑んだアイビスSD(9着)以来約1年ぶり。これまで障害も合わせて9回重賞に挑戦し、最高着順は16年札幌2歳Sエトルディーニュの4着。苦戦を強いられてきたが、今度こそは初制覇への期待がかかる。「重賞に乗れる機会はあまりないので、アピールしたいです」と気合は十分だ。相棒とともに2歳世代最初のJRA重賞勝利を目指す。【三嶋毬里衣】

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