JRA育成馬のセリであるブリーズアップセールが23日、中山競馬場で開催された。新種牡馬キズナの産駒が牡牝ともに最高額を記録し、購買者からの人気を集めた。上場番号15番、ニシノミラクルの17(牡)が同セール歴代最高となる5000万円(税抜き)で杉野公彦オーナーに落札された。

この日、唯一となったキズナ産駒の牡馬。登壇直後に会場が熱を帯びた。900万円から始まったセリは、瞬く間に価格が上乗せ。預託される清水久師は「動きも良かったですし、馬の姿もいいですね。キズナの子は良い馬が多い」と期待をかけた。

セリの開始前に、価格高騰の予兆はあった。午前中に行われた公開調教では、2ハロン12秒0-11秒1の1番時計をマーク。師は「クラシック路線に乗せる意識で進めていきたい。頑張ります」と気を引き締める。同馬は26日に栗東入り。目指すのはもちろんダービー父子制覇だ。【松田直樹】

  1. お得な新入会プラン登場! 競馬情報サイト【極ウマ・プレミアム】
  2. 競馬予想に【ニッカンAI予想アプリ】