<追い斬り激論:中山記念>

G1馬5頭と豪華布陣の中山記念(G2、芝1800メートル、24日、中央馬は1着、地方所属馬は2着までに大阪杯優先出走権)の追い切りが20日、東西トレセンで行われた。「追い斬り激論」で岡本光男記者は昨年の皐月賞馬エポカドーロ(牡4、藤原英)をイチ押し。パワーみなぎる動きに唯一の「S」評価を与えた。網孝広記者は17年秋華賞馬のディアドラ(牝5、橋田)に熱視線。メンバー随一の切れ味で、他のG1馬をなぎたおすとみた。

岡本 網くん、先週は東京遠征お疲れさま。藤田菜七子騎手フィーバーは、すごかった?

網 徹夜組もたくさんいましたね。それにしても、5着は立派。コパノキッキングの最後方からの追い込みはしびれました~。僕の◎ゴールドドリームは首差2着やったけど・・・。

岡本 追い込み馬、好きやなあ。今回も切れ味勝負に徹する気やろ。

網 その通り! ここはディアドラでしょう。見ましたか、2走前の府中牝馬Sを。外からリスグラシューと一緒に追い込み、首差1着。相手はリスグラシューですよ。ちなみに上がりは32秒3。ちょっと、出ないでしょう。

岡本 香港Cも2着。実力あるなあ。今週の動きはどうだった。

網 1週前の話からしましょう。13日にCウッドで6ハロン76秒1-12秒1。当週はルメール騎手が乗ってさらっと坂路で4ハロン55秒5-12秒7。橋田師は「先週あれだけやってもけろっとしている。心肺機能がちょっと違う。疲れもなくて、順調」。牡馬相手でも、あの脚があれば大丈夫。しかも54キロですよ。他の馬が伸びないところでもうひと伸びできる。それがディアドラです。

岡本 僕はエポカドーロを推す。追い切りは素晴らしかった。唯一のS評価。Cウッドで6ハロン85秒9-11秒9。ルペールノエル(障害オープン)を2馬身追走し先着。動きに切れがあった。

網 菊花賞8着以来の実戦ですが。

岡本 昨秋はちょっと物足りない感じがした。今回は良くなっている。昨年は同舞台の中山芝1800メートル、スプリングSでステルヴィオの鼻差2着。皐月賞は1着。ダービー2着。力があるのは間違いない。中山は2戦で連対率100%。

網 ディアドラだって、中山は2走【1 1 0 0】で互角ですよ。ルメール騎手は「全く心配していません。香港の時と同じぐらいの状態」と、全幅の信頼を寄せるんですよ。ドバイへ向けて、好発進ですよ。

岡本 引かん後輩やなあ。エポカドーロは本来の状態に戻っている。当然好走するよ。

網 世代は違うけど、皐月賞馬VS秋華賞馬の対決。レースは24日、たとえ負けても25日は給料日です。有り金勝負できますね。

岡本 お前の子ども、まだ2歳やのに・・・。学資保険とかに回しなさいよ。

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