凱旋門賞の前哨戦、フォワ賞(G2、芝2400メートル、パリロンシャン)が16日に行われる。6頭立てで、日本からはクリンチャー(牡4、宮本)と武豊騎手が参戦する。

アイルランドの名門エイダン・オブライエン厩舎が送り込んでくるのが、昨年の愛ダービー&英セントレジャーの覇者カプリ(牡4、父ガリレオ)だ。昨年は凱旋門賞で18頭立ての17着に敗れ、シーズンを終了。今年は4月にネース競馬場のG3アレッジドSを制し、その後は休養に入っていた。

5カ月ぶりの復帰戦は真価を問われる一戦になる。振り返れば、昨年の愛ダービーはクラックスマンを首差で破っており、価値あるレースだった。

驚くのは英セントレジャーで倒した馬たちのその後の活躍だ。2着クリスタルオーシャンは今年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSで2着に好走。3着ストラディヴァリウスは今年に入り、アスコットゴールドカップ、グッドウッドカップでG1を2勝し、現在重賞4連勝中と勢いが止まらない。4着リキンドリングは次走でオーストラリアのメルボルンCを制している。

14日のレーシングポスト電子版はエイダン・オブライエン師の「復帰の準備はできた。ハッピーな状態だけど、まだ良くなりそう」というコメントを紹介している。半年ぶりの実戦でどこまで仕上げてくるか。

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