<京都記念>◇14日=京都◇G2◇芝2200メートル◇4歳上◇出走15頭

 6番人気サトノクラウン(牡4、堀)が、17着に大敗した昨年の天皇賞・秋以来の復帰初戦を楽勝した。泥んこ馬場(重馬場発表)の好位を進み、早めに抜け出して押し切った。好騎乗のミルコ・デムーロ騎手(37)にとっても、うれしい今年の重賞初勝利。次走は未定だが、僚馬ドゥラメンテの最大のライバルとなってきそうだ。

 6番人気と伏兵扱いになったサトノクラウンが、実力を証明する復活Vを飾った。芝は重発表。返し馬ではイライラした様子で、頭も低くノメった走り。「困ったな・・・」。初コンビのM・デムーロ騎手は不安を抱えたままゲートを切ったが、レースでは別馬のように力強いフットワークだった。2番手から楽な手応えで4角を回ると、直線入り口で早くも先頭に躍り出た。ゴール前は手綱を押さえながら、3馬身差で楽勝した。

 「強かったですね。この馬場ですごい」。緑の勝負服や顔は泥にまみれたが、鞍上の白い歯が輝いた。皐月賞は1番人気6着、ダービーも3着。秋の盾は17着に大敗したが、3カ月半の休養でしっかり立て直された。「今日はすごくいい感じだった」。関東馬の京都記念Vは88年カシマウイング以来。実に28年ぶりだ。

 鞍上は土曜は未勝利で、日曜は騎乗機会3回連続で2着。「勝ってなかったから(直線では)また誰か来るんじゃないか?」と嫌なイメージが頭をよぎったが、相棒は後続を引き離し続けた。「最後まで誰も来なかったよ。いい馬。これから楽しみ」。人馬ともこれが今年初の重賞V。次走は未定だが、いずれ僚馬ドゥラメンテと再戦の可能性も・・・。古馬の「王冠」を目指す戦いが、ここから始まった。【平本果那】

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