ケンタッキーダービーG1

5月8日(日)朝 米国チャーチルダウンズ競馬場
2000メートル(ダ)

日本代表クラウンプライド(牡、新谷)は積極果敢に挑むも13着に敗れた。好スタートから2番手につけ、3コーナーでは先頭に並びかけた。「スポーツ界で最も偉大な2分間」と称される米国競馬の祭典でアメリカンドリームを追ったが、結果的に91年以降で最速のハイペース(前半2ハロン 21秒78)となり、直線で失速。後続の馬群にのみ込まれた。
同レース初騎乗のルメール騎手は「とてもいいスタートで、いいポジションがとれました。楽に2番手につけることができましたが、3~4コーナーで内側の馬にプレッシャーをかけられて、直線では疲れてしまいました。馬の状態はとても良く、リラックスしていて、自信があったのでとても残念です。応援してくれた日本の皆さんありがとうございました」と振り返った。
開業3年目の新谷師は「スタートから1コーナーの入りまでは良かったですが、前半のペースが速すぎました。精いっぱい頑張ってきて、馬の状態もとても良かっただけに、残念です。日本から、たくさんの応援を頂き感謝しています。ありがとうございました」と、コメントした。

◆レースは、ブービー人気のリッチストライク(牡3、E・リード)が勝ち大波乱を起こした。当初は補欠1番手だったが、回避馬が出たため前日朝に繰り上がり、20頭立てのゼッケン21で大外にゲートイン。現地では最低人気だったが、後方から内を突いて差し切った。初挑戦Vとなったレオン騎手は「難しい枠で勝てるか分からなかったけど、いい感触はあった。直線では進路が開くのを待つだけだった。僕の馬のことは僕が誰よりも知っていたから」と胸を張った。日本国内での3連単は166万円超のビッグ配当となった。

◆日本国内での馬券売り上げは10億7538万4300円だった。同レースの発売は2回目で、初回の19年(日本馬マスターフェンサーは6着)の売り上げは4億5856万600円。2倍以上の大幅増となった。

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昨年のVTR

7番枠のマンダルーンが好スタートを切るが、その横の8番枠から出たメディーナスピリットが押してハナを主張。そのまま淡々としたペースで流れ、好位につけていたマンダルーンが4コーナーを回って先頭に並び掛けるが、メディーナスピリットが先頭を譲らず、そのまま1位入線した。だが、レース後の検査でケンタッキー州で禁止薬物に指定されているベタメタゾンの陽性反応が出る。同馬は昨年12月に急死し、今年2月に失格が正式決定。2位入線のマンダルーンが1着に繰り上がった。