凱旋門賞の最終ステップとなる3重賞有力馬はこれだ

馬券発売される土曜の愛チャンピオンSは、予想を下回って8頭立てに落ち着きました。そのうち勝ち負けになりそうなのは4、5頭。その中の1頭で注目のディアドラは、前走牝馬だけのナッソーSからの重賞連勝にチャレンジします。ここでいい競馬を見せれば次走は、5週後にアスコット競馬場で行われる英チャンピオンS(芝2000メートル)、もしくは牝馬限定の英チャンピオンズフィリーズアンドメアズS(芝2000メートル)になるはず。前走のように前半速いペースで流れてくれると面白くなりそうです。

馬券の中心には素直にマジカルを選びました。ここ2戦はエネイブルの2着が続いていて、このあたりでたまったフラストレーションが爆発するのではないでしょうか。詳しくは土曜の日刊スポーツ本紙か、極ウマの「奥の手」をご覧ください。そろそろ当たらないとクビになってしまうので、今回は当てにいってます(笑い)

この翌日にはパリロンシャン競馬場で、凱旋門賞の最終ステップとなるの3つの重賞が行われます。それぞれのレースの有力馬を挙げておきましょう。

【フォワ賞】

今年は4頭立て。昨年の勝ち馬で凱旋門賞でも4着に食い込んだヴァルトガイストが中心になるでしょう。今年は春のG1ガネー賞に優勝、ディアドラも出走したG1プリンスオブウェールズSは道悪で3着、7月の“キングジョージ”は一騎打ちを演じたエネイブルとクリスタルオーシャンに次ぐ3着でした。この距離は得意なので好勝負は必至でしょう。前走のG2モーリスドニュイユ賞に勝ってここに臨むウェイトゥパリスは今シーズンの好調ぶりが目立ちます。注目のキセキはC・スミヨン騎手とコンビを組んで欧州デビューします。筆者が見たいのは思い切った大逃げからの大差逃げ切り勝ちです。本番の凱旋門賞にはドイツのG1バーデン大賞を14馬身差で逃げ切ったガイヤースも出てきますが、これに負けないほどの衝撃をぶちかましてもらいたいものです。他に3年前のフォワ賞に勝ったシルバーウェーヴも参戦します。

【ヴェルメイユ賞】

3つの重賞のうち最も真剣勝負(?)の度合いが強いレース。10頭立てになりました。有力候補は女王エネイブルを擁するJ・ゴスデン厩舎に所属するアナバーナとスターキャッチャーでしょう。前者はG1英オークスまで4戦3勝のフランケル産駒。後者はG1愛オークスまで5戦3勝のシーザスターズ産駒です。これに地元のG1仏オークスを制したチャンネル(父ナサニエル)を加えて英、愛、仏のオークス馬による豪華競演です。仮にゴスデン厩舎の馬が勝った場合は、あえてエネイブルにぶつける愚は避けるはず。チャンネルを筆頭とする馬たちが、どんな競馬をするかに注目したいと思います。

【ニエル賞】

3歳馬による前哨戦は5頭立てとなりました。ここは仏ダービー優勝以来の実戦になるソットサス(父シユーニ)の1強ムードです。一時は愛チャンピオンS出走のうわさもありましたが、JC・ルジェ師は正攻法を選択したようです。ルジェ師は露払い役として同厩舎のヴェロネシを用意して万全を期しています。仏ダービーの距離が2400メートルから2100メートルに短縮された05年以降、仏ダービー馬による凱旋門賞優勝はありません。ただ牝馬のトレヴは同じ距離の仏オークスに勝って、秋の凱旋門賞に勝っているので不可能なことではなさそうです。ソットサスは仏ダービーで、そのトレヴの持っていたコースレコードを1秒近く短縮しており、能力は折り紙付き。前哨戦の勝ちっぷりいかんによっては存在感を増す可能性があります。(ターフライター奥野庸介)

※競走成績等は2019年9月13日現在

後楽園ホールに女子ボクシングを見に行きました。王座統一戦に臨んだ宮尾綾香選手は不可解な判定負け。納得できぬ
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左はWBO世界女子スーパーフライ級王者の吉田実代選手。右は世界五階級制覇した藤岡奈穂子選手。かっこいい
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